広島・佐々岡監督が「競争になる」セットアッパー&守護神不在で投手陣に奮起促す
広島の佐々岡真司監督が31日、1軍キャンプ地の沖縄入り後、取材に応じた。今春のテーマを問われると、「リリーフ陣の強化」と答えた。
昨季の逆転負けは20試合。救援陣の防御率はリーグワーストの4・64だった。守護神を筆頭に、八回を任すセットアッパーなど「勝利の方程式」メンバーの確立が最大の懸案事項だ。
「先発も当然ながら、後ろの投手もフランスアの来日が遅れたり、新外国人投手の来日がまだ分からない。昨年結果を残した選手もまだまだ手探りのところもあるので、新しい力も必要になってくるだろうし、そちらも見ていきたいですし、そこも競争になる」と力を込めた。
昨年のキャンプイン前日には、開幕投手を大瀬良と明言した。今年は大瀬良、九里、森下が名乗りを上げているが、この日は発表はしなかった。「競争して(決める)」と話した。
宿舎到着後には選手やコーチを集めてミーティングを開いた。新型コロナウイルの感染拡大を受け、今年は当面、無観客でのキャンプになる。
「大変な状況の中ですが、明日キャンプを迎えられることになり、選手にはキャンプができる環境に感謝して、頑張ろうと。シーズンに向けた準備をしっかりやろうとは伝えました。若い選手も多くいてチャンスをどうものにするか。昨年と同様、競争。しっかりと競った中でチーム一丸、同じ方向を向いて、選手会長の(田中)広輔を中心に、キャプテンの大地(大瀬良)と、誠也とともに意見を言いながら、いいチームづくりをしていきたいと思います」と意気込んだ。