広島・堂林、3割15発!プリンスはもっと輝く 充実の20年超える!進化宣言
広島の堂林翔太内野手(29)が新春インタビューに応じ、打率3割、15本塁打以上を今季の目標に掲げた。昨季は8年ぶりに規定打席に到達し、キャリアハイとなる打率・279、58打点をマーク。本塁打も12年に並ぶ14本を記録した。2021年も主力として1年間戦力となり、チームをけん引する覚悟を示した。
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-明けましておめでとうございます。昨季は8年ぶりの規定打席に到達。打率・279、58打点、14本塁打の成績を残し、充実の1年となった。
「19年を考えたら、ここまで充実した1年になるとは思わなかった」
-成績を見て。
「シーズン中、成績は全く考えなかった。一日一日打たないと試合に出られない状況だったので、数字は関係なく、試合に出続けて1年間突っ走っていこうと思っていた」
-序盤は一時打率・446をマークし、リーグトップに立った。
「あれはできすぎだった。続くとは思っていなかった。悪くなったときにどう踏ん張れるかを考えていた。打率は・280を切りましたが、今までの自分を考えたら、どん底に落ちずに何とか踏ん張れた方だと思う」
-一昨年と意識の変化などあったのか。
「特別何かしたわけではない。タイミングが良かった。佐々岡監督に代わり、フラットに見てもらえた。昨年ダメだったら本当にチャンスがないと。本当の本当のラストチャンスだと思っていた。だから、一日一日必死にキャンプからオープン戦でも結果を残さないといけないという気持ちだった」
-今年もそれを変えずにやっていくか。
「その姿勢は変えないし、変わっちゃいけない。レギュラーとして出るためには、そこはずっと変わらない。昨年1年間やっても危機感は消えない。これで大丈夫だってのは全くない」
-支えになっているものは。
「やっぱり家族にはずっとつらい思いをさせてしまったし、去年成績を残せて、ほんの少しは恩返しできたかなと思う。ここからまた頑張っていく姿を見せられたらいい。子どもたちも僕が野球をやっているのは上の子たちは分かっている。打ったときは幼稚園で言われたりするらしい。そういうのも励みになるのかな。お父さんがカープの選手というのもわかっているみたいだし」
-今年の目標は。
「昨年の初めと同じような気持ちでやるのが一番。レギュラーを獲ったとは思っていない。いい若い選手もいっぱいいますし、負けられない気持ちはある。周りに左右されずにどっしりと構えて、昨年やってきたものを自信につなげていければいい」
-具体的な数字は。
「昨年の成績がベースになる。それを超えられるように」
-打率は3割?
「やってる以上は打ちたい。ホームランは15本以上。元々ホームランバッターではないが、昨年はキャリアハイ(14本)に並んでからもう一本が打てなかったので」
-改めて意気込みを。
「昨年は変なけがなく、充実した1年を過ごせた。まずは体をリセットして、一からトレーニングしようと思う。特別なことはしようとは思っていない。毎年やっていることを変えずに続けてやっていきたい。2月1日からまたアピールできるように頑張っていきたい」