「プロ野球ドラフト会議」（２６日、都内ホテル）

　智弁和歌山の小林樹斗投手（１７）は広島から４位指名を受け、「本当に名前を呼ばれた瞬間はホッとしました」とプロの舞台へ思いを巡らせた。

　自身のセールスポイントは「直球を中心に、打者の反応を見ながら変化球を織り交ぜていくスタイル」と表情を引き締める。広島の球団については「ファンの方、選手の方が一丸となっていて暖かみのある印象です」とした。

　昨年は春と夏で甲子園を経験。今夏の和歌山代替大会では１４８キロだった直球の最速を１５２キロまで更新させた。甲子園交流試合の尽誠学園戦では３回２安打無失点とアピールした。広島には同校ＯＢで２学年上の林晃汰内野手も所属。

　またこの日は、同校主将の細川凌平内野手が日本ハムから４位指名された。「息の長い選手になりたい」と細川。それぞれの会見に同席した中谷仁監督は「細川、小林両名とも、この１年本当に努力を重ねてきました。今日は合格発表のようなもの」と感慨深げ。共に鍛錬を積みながらプロの世界で生き抜いていく。