広島、散発3安打1得点でDeNA戦負け越し決定 大貫にまたもやられた
「広島1-3DeNA」(27日、マツダスタジアム)
広島がスコアボードに刻んだのは「1」のみだった。散発3安打で、奪った得点は七回2死から松山が放った5号ソロだけ。佐々岡監督は「(大貫は)前回もやられているんだけど(今回も)攻略できなかった。ホームランの1点だけでは」と言葉を絞り出した。
大貫が投じる打者の手元で動くシュート系の速球に苦戦した。「球の上っ面をたたいてゴロアウトが多かった」と朝山打撃コーチ。鈴木誠が中前打を放って迎えた二回1死一塁では磯村が投ゴロ併殺打。内角に食い込んできた球に詰まらされた結果だった。
好機でもあと一本が出ない。六回1死一、二塁、1番で起用された野間が空振り三振に倒れた。指揮官は「野間にとってもチャンス。結果を出さないと」と振り返った。
連敗により、借金は今季ワーストを更新する「13」に膨らんだ。さらに06~07年以来となる2年連続でのDeNA戦負け越しが決まった。本拠地でのDeNA戦は28日が最後。やられたままでは終われない。