広島・森下 7回2失点も勝敗つかず「点を取られない気持ちで…」思い出の神宮で力投

 9回を抑えたフランスア(左)を迎える森下(右)=撮影・西岡正
4回、ピンチをしのぎ、雄たけびを上げる森下(撮影・西岡正)
 7回を投げきった森下(左)はさわやかな表情で戦況を見つめる(撮影・園田高夫)
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 「ヤクルト2-3広島」(19日、神宮球場)

 先発した広島・森下は7回4安打2失点。大学時代に慣れ親しんだ神宮球場で9奪三振を奪うなど、111球の力投を見せた。

 二回、坂口に逆転2ランを浴びたが、失点は被弾のみ。四回は2死三塁でエスコバーを内角150キロで見逃し三振。五回は2死二塁で青木を内角低めのカーブで空振り三振。ボール球でバットの空を切らせ、追加点は与えなかった。「とにかく点を取られたくない気持ちで投げていた」。

 勝敗は付かなかったが、大学4年間を過ごした思い出の地での凱旋登板を上々の内容で終えた森下。「大学とプロでは全然違うので、慣れていかないといけない。球数が多くなってしまったのが反省」と決して誇ることなく冷静に振り返った。 佐々岡監督も「ルーキーながら、ここまでしっかり投げている。試合を作ってくれて、(チームが)勝つチャンスを与えてくれている」と評価。再び規定投球回に達し、防御率2・40でリーグ3位に浮上した。希望の光が腕を振っていく。

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