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カープ正随、プロ初安打が特大1号 通算4打席目で…2年目大砲候補が存在カ~ン

 「ヤクルト14-5広島」(18日、神宮球場)

 広島の2年目、正随優弥外野手(24)がプロ初安打となる初本塁打を放った。七回に代打で登場。中沢の直球を右中間最深部へ、豪快にたたき込んだ。チームは投懐で連勝がストップしたが、若鯉の活躍は敗戦の中の光明だ。さらなる飛躍が期待される右の長距離砲がバットで存在感を示していく。

 何度も右拳を突き上げてうれしさを体全体で表現した。笑みを見せながら初々しい表情でダイヤモンドを一周した正随。ベンチへ戻り、ナインからの手荒い祝福を受けるとさらに喜びを爆発させた。

 7点を追う七回。先頭の田中広に代わり代打として起用された。カウント1-2からの5球目。中沢の低め137キロ直球を強振した。高い弾道で舞い上がった打球は右中間席中段に飛び込んだ。「追い込まれていたけれど、必ず自分のスイングを貫こうと思っていた」。プロ4打席目。うれしいプロ初安打は第1号ソロとなった。

 亜大から2018年度ドラフト6位で入団。2年目の今季、2軍で結果を残し、9月6日のDeNA戦で待望の1軍昇格し、8日のヤクルト戦で初出場を果たした。右の長距離砲として期待され、今季の春季キャンプでは1軍スタート。しかし、途中で2軍降格になるなど開幕1軍をつかめずに悔しさを味わった。それでも日南では全体練習後に真っ暗の中、近くの公園で素振りを続けるなど陰で努力し、今回の再昇格直前には新たなフォームの挑戦を決断。

 母方の祖父は元カープ戦士の三原卓三さん(82)。正随が野球を始めるきっかけとなった人である。祖父には1軍に昇格した際に電話し、「とにかく思い切ってやってこい」と励ましの言葉をもらったという。祖父が安打を記録した1958年から62年の月日を経て、孫は、祖父が打てなかったアーチを描き、恩返しした。

 初安打まで約1年半の年月を費やしたが、「長いという感じはない。毎日、必死にやってきた。いいスタートにしたい」と前を向いた。

 チームは投手陣が崩れ、連勝がストップした。だが、若鯉の活躍は敗戦の中の光明といえる。記念球については「ちょっとこれから考えます」と話した右の長距離砲。正随という名字は全国に約10世帯しかいない珍しい名字。名実ともに名をはせるためにも、さらなる活躍が期待される背番号49が持ち前の長打力を武器に存在感を発揮していく。

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