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最下位低迷の広島 若手に経験を積ます方向性もあるのでは…北別府氏が提言

 先週の広島は中日、DeNAに1勝4敗1分けと負け越し、借金は今季最多の「9」となり最下位に沈んだ。自力優勝の可能性が消滅し、ここ4試合は先発投手が四回までに降板。加えて開幕前にはローテーションの中心として期待された大瀬良大地投手、K・ジョンソンが登録を抹消されるという異常事態となっている。広島の今後の戦いについてデイリースポーツウェブ評論家の北別府学氏に聞いた。

 コロナ禍の影響でCSがないセ・リーグは、優勝するしかない。巨人が独走状態で自力優勝の可能性もなくなり、北別府氏は「コロナ禍の中のシーズンという、特別な年。突っ走るチームもあれば乗り遅れたチームもある。史上初となる特別な年、どのチームにとっても難しい調整が必要となる中、調整がうまく出来なかったカープ。もう諦めたのかという人もいるとは思うけど、来年に向けて若手に経験を積ます方向性もあるのではないか」と、現状を踏まえ将来を見据えた起用もありと考えている。

 大瀬良、K・ジョンソンと左右の両輪が登録抹消となり、「最近はやりのオープナーのようにリリーフを気分転換に先発させるのもありだと思う。ケムナとか先発向きだし、1試合組み立てるのではなく、来年のきっかけ作りに将来先発できそうな投手を先発で起用するのも手だろう」と、中継ぎ登板するケムナの先発起用を提案した。

 北別府氏は入団1年目の1976年に1軍で9試合に登板(先発4)し、2勝を挙げた。「2軍で投げる事も大事だが、1軍で投げるという経験は、野球人生に於いて大変に貴重な財産になる。1軍で投げた自信と1軍で通用するかしないかはかりにかけられる。その経験が将来に生きてくる」。2年目からローテーションに入りを果たし、エースへの階段を駆け上がった自身の経験も踏まえ、残り試合の使い方が来年以降のチーム作りに大きく影響すると考えている。

 低迷するチームの中で希望の光はルーキー森下暢仁投手の活躍だ。4日のDeNA戦では3回5失点でKOされたものの、ここまで5勝2敗防御率2・51と好成績を収める。巨人・戸郷との新人王争いもあり「可能性があるわけだから、新人王を獲れるローテを組んでいけばいい」とも話した。

 「これまでのスタメンではなかなか浮上できなかった、勢いがつくような若手の起用もあっていい。もちろん佐々岡監督は、巻き返しを図ることを考えている事だろう。シーズンの2/3くらい終われば優勝を諦めて若手に切り替えることもできるだろうが」と指揮官の気持ちも思いやった。「来年、再来年を見て戦力アップを図るなら若手起用も必須ではないか」と、将来に向けた戦いへの方向転換が必要と語った。

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