「ＤｅＮＡ３－２広島」（２７日、横浜スタジアム）

　広島の堂林翔太内野手（２９）が先制の第１２号ソロを放った。二回１死。カウント２－０からＤｅＮＡ・先発の井納が投じた内角高め１４７キロ直球を完璧に振り抜いた。「真っすぐを打ち返せた。打球が切れないでいってくれたので良かった」と話した。これで９試合連続安打を記録。また、この本塁打で２０１２年のキャリアハイ（１４本塁打）まであと２本となった。

　守備でも魅せた。１－１の三回２死二、三塁。一打逆転の場面で宮崎が放った三塁線へのゴロを好捕。すぐさま一塁へワンバウンド送球してアウトにするなど再三、堅守を見せてピンチを救った。

　チームは接戦を落とし、これで１点差ゲームは２勝９敗。先発・Ｋ・ジョンソンは６敗目を喫し、待望の今季初勝利がいまだに遠い。

　あすから本拠地で３連勝と勢いに乗る３位・阪神に迎える。堂林は「なんとかＫ・Ｊ（Ｋ・ジョンソン）に勝ちをつけてあげたかったですが、また次頑張ります」と前を向いた。