Gキラーだ広島・坂倉、代打決勝弾「積極的にいこうと…」通算3HRすべて巨人戦

8回、代打で勝ち越しソロを放ち、ベンチのナインと喜び合う広島・坂倉=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
8回、代打で勝ち越しソロを放ち、ベンチのナインと喜び合う坂倉(撮影・立川洋一郎)
お立ち台で笑顔を見せる広島・塹江敦哉(左)と坂倉=マツダスタジアム
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 「広島2-1巨人」(23日、マツダスタジアム)

 必殺仕事人が試合を決めた。広島の坂倉将吾捕手(22)が決勝の第2号ソロ。チームメイトから祝福を受け、笑顔を浮かべた坂倉は両手でガッツポーズ。何度も拳を握って喜びを存分にかみしめた。

 八回に代打で出場。大竹の初球131キロを迷うことなく振り抜き、右中間席に運んだ。「塁に出ることしか考えていなかった。初球振ることを決めて打席に入った。芯に当たったので、抜けろ!と思った」と振り返り、佐々岡監督は「よく捉えてくれた」とたたえた。

 これで坂倉は通算3本目。その全てを巨人戦で放っており、大竹からはいずれも代打で2発。Gキラーぶりを発揮している。

 打率も3割超えと好調を維持している。「積極的にいこうとは決めている。そこだと思う」と好球必打の積極的な打撃が好調の要因であると明かした。

 チームは首位・巨人を破り、今季2度目の3連勝。同一カード初の3連勝を飾った。巨人戦での同一カード3連勝は昨年7月19~21日(マツダ)以来。今季は7月14~16日に本拠地で巨人に3連敗を喫していたが、すぐさま“3タテ返し”をくらわせた。

 依然として最下位だが、借金は4まで減った。この連勝で勢い乗ったことは確かだ。25日のDeNA戦(横浜)からはまた6連戦が続く。坂倉は「個人的にはできることを一個一個全力で。チームとしては連勝できたので、上位に上がっていけるように頑張りたい」と口元を引き締めた。

 佐々岡監督は「やられた分やり返すという気持ちをみんな持っていた。地元でなかなか勝てなかったので、こういう勝ち方で勢いに乗っていきたい。横浜にもやられているので、やり返す気持ちでやっていきたい」と話した。

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