広島・野村 9安打許して6回2失点「粘れて試合をつくれた」汗ぬぐう

 「広島2-2DeNA」(19日、マツダスタジアム)

 最高の投球はできなかった。それでも広島・野村は試合をまとめ、先発の役割を果たした。9安打を浴びながら6回2失点。「チームが勢いに乗っていけないような試合展開になってしまい申し訳ない。ただ何とかあの回だけの失点に抑え粘れて試合をつくれた事は良かった」と汗をぬぐった。

 初回に2点を失う。3連打を浴び四球も絡んだ。フォームのバランスが崩れ、持ち味の制球力を発揮できなかったのが要因だ。球数はかさみ、この回だけで33球を要した。

 不安定な立ち上がり。毎回のように走者を背負っても要所で踏ん張り切る強さがあった。五回1死一、二塁ではロペスを遊ゴロ併殺打に仕留める。小さく右拳を握った。

 「経歴を見ると全部一緒なんです」。中学時代のチーム、広陵、明大と同じ道を歩んだ佐野との今季初対決は、後輩に軍配が上がった。昨季までは5打数無安打ながら、この日は三回は中前打を浴び、五回は右前へ運ばれた。今後も訪れる対戦。次回は先輩の意地を見せる意気込みだ。

 今季は5試合中4試合でクオリティースタート(6回以上を投げ自責点3以下)をクリアした事になった。「連戦が続く。先発として1回でも長く投げてもらわないと」と佐々岡監督。右肩に期待するものは大きい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス