「中日-広島」(10日、ナゴヤドーム)
有観客での公式戦初戦を迎えたナゴヤドームでは、カープファンがレプリカユニホームに身を包んで選手たちの勇姿を見守っている。
入場時にはサーモグラフィーによる検温を実施し、マスクの常時着用が義務づけられている。売り子のアルコール販売はなく、ネット裏、内外野席で前後左右の座席を空けながら、真剣勝負の雰囲気を肌で感じている。
三塁側の鯉党たちは三回表、ピレラの先制適時打や、先発・大瀬良が中日打線からアウトを奪うたびに拍手。主砲・鈴木誠の打席では、独特のテンポで名前をコールするおなじみの応援が、声ではなく大きな手拍子で行われている。