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広島の三塁争いは…北別府氏が打撃力向上の上本をあえて控えに推す理由

 北別府氏がチームのためにあえて控えでの起用を推した広島・上本
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 新型コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕が不透明な中、広島は3月31日にミニキャンプを終え、4月を迎えた。キャンプからオープン戦、練習試合を行ったが、三塁手のレギュラー争いは混沌(こんとん)としている。新外国人のホセ・ピレラ、2軍から昇格したアレハンドロ・メヒア、ここに2年目の小園海斗、打撃面で成長著しい上本崇司らがレギュラー候補になる。デイリースポーツ・ウェブ評論家の北別府学氏に三塁のポジション争いについて聞いた。

 北別府氏は「ピッチャーの枠がどうなるかで、外国人の2人を使えるのかどうかというのもある。ピレラは打撃に定評があり、三振も少ない。第一候補だろう。メヒアもホームランをコンスタントに打てれば相手ピッチャーとの兼ね合いで見てみたい」と話した。ただ、外国人2人の守備に疑問符の付くとこもあることから「育てていく為には小園のサードもある」と加えた。

 打撃力向上でレギュラー候補にも名前の挙がる上本は「去年までは守備、代走要員だったが、今年は体の線が太くなりスイングに力強さ、鋭さが出てきている。レギュラー候補には挙がってくる。ただ、チームとしては、守れて走れるからベンチに置いておきたい」と勝つための戦力を考えると控えでの起用を進言した。

 「試合の前半は点の取り合い。少々のエラーは目をつぶりたい。外国人が代打で出てそのまま守備に就き守備に対しての不安を抱えたままエラーされるというのは、ベンチもピッチャーもショックが大きい。そんなことから終盤にリードしている場面で100パーセントではないにしても上本が出て来てくれた方がエラーしたとしても納得ができるのでは」

 北別府氏は現役時代のことを例に出し「試合の終盤、サードに高(現1軍ヘッドコーチ)が守備固めで入っていた。ファンブルしてランナーを出すとマウンドに『もう1本お願いします』と言いに来る。『エラーするから打たさんよ』と冗談を言ったものだが、高がエラーしたらしょうがないと思っていた。やりそうだな、やはりやってしまったなというミスとは違う」。終盤に同じミスでも万全の態勢を敷くことで、投手と野手そしてベンチの信頼関係が違う。

 「チームの中には役割がある。ある程度、方程式があって1試合でピラミッドを作っていく。最後は1点差をものにする。それが優勝を目指すチームだと思う。佐々岡監督もエースを張ってきて何度も完投している。そんな経験豊富な監督だから、終盤の守備固めの重要性を理解し戦術を練ってくると思う。そういう意味でも上本を控えに置いておきたい」

 北別府氏は「終盤の代打からの守備でもいいだろう」と上本の成長を認めた上で、優勝に欠かせないピースとしてベンチに置くことをすすめた。

 1月に成人T細胞白血病であることを公表した北別府氏は、化学療法の第2クールを終え、第3クールの治療を控え現在は自宅療養をしている。

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