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広島・赤松コーチ最高のサポート役に 2軍で若鯉育成、テーマは「選手ファースト」

 今季から広島の新コーチに就任した赤松真人2軍外野守備走塁コーチ(37)が、若鯉とともに新米コーチとして日々奮闘している。現役時代は俊足巧打と華麗な守備で、多くのファンに愛された赤松コーチが掲げるのは「選手ファースト」。この指導方針を胸に、将来1軍の舞台で活躍する選手の育成に励んでいる。

 ノックバットを持ちながら現役時代と同じ、赤いソックスを見せるクラシックスタイルで練習を見守る。グラウンドでの外野ノックでは、大きな声を出して選手を盛り上げ、明るい雰囲気を作り出す。昨季限りで現役を引退。今季から2軍外野守備走塁コーチを任され、新たなスタートを切った赤松コーチは「サポートという(意味合いの)方が大きい。技術もないし、うまく教えることもできていない」と苦笑した。

 2008年に阪神から広島に移籍。自慢の守備や走塁でファンを魅了した。16年オフには胃がんが発覚。苦しい治療、そしてリハビリ生活を乗り越え、グラウンドに戻ってきた。15年間の現役生活を経て、新たに迎えた指導者としての日々。「選手ファースト、選手ありきのコーチ」。上から目線での指導ではなく、あくまでも選手目線で接していくことを心掛けている。

 選手育成において必要だと思っているのは「試せる場」の提供だという。「プロに入ってきて、能力を試せない選手がいる。練習で評価されて、自分を試せない選手がいる。“試せる場”(を与えること)がベスト」。自身も俊足を武器にプロの世界を生き抜いてきた。選手にはそれぞれ特長があり、それを伸ばす環境作りをしてあげることもコーチの役目だと考えている。

 同時に説くのは「基本」の大切さだ。「(選手は)少年野球で、キャッチボールの基本や打撃での(基本である)左足のステップは教えられるんです。でも本人は忘れていく、応用に行こうとする」。例えば走塁に関して、スタートしなければいけない状況でしない選手がプロには普通にいるという。おろそかになりがちな“基本”だが、赤松コーチは重要視し、徹底させることを貫く。

 担当部門でもある走塁に関しては「成功率を高めていこう」と呼びかけている。コーチ1年目で「毎日が勉強」と先輩コーチから指示の送り方などの助言を受ける。東出2軍打撃コーチからは「バッティングも教えていいから」と言葉をもらった。「いいチームワークだと思う。選手に、そういうのは伝わりますから」とうなずく。

 背番号93のユニホームを着て、若鯉たちへ情熱を注ぐ毎日。選手を尊重し、耳を傾けながら“最高のサポート役”を目指していく。

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