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広島・長野、猛打昇!3安打固め打ち、左翼スタメン争いの主役だあ~!

 「練習試合、広島3-4ヤクルト」(25日、マツダスタジアム)

 広島の長野久義外野手(35)が25日、ヤクルトとの練習試合に「4番・DH」で先発出場し、3打数3安打の固め打ちで存在感を示した。元来、シーズンではスロースターターの長野にとって開幕延期はプラスに作用することにもなる。チームの外野手争いでは、左翼のポジションが空いている現状。経験豊富なベテランがここからギアを上げ、激しい競争の主役に躍り出る。

 トンネルの出口に明るい光が差し込んだ。乾いていた自身の心に水を注ぐような、3度の快音。長野にとっては喜びよりも、安どの方が大きかったかもしれない。開幕延期に伴い、この日で練習試合は一区切り。その一戦で奏でた3安打が、上昇ムードを漂わせた。

 初回、2死一塁で迎えた第1打席、1ボールからヤクルト先発・イノーアのスライダーを左前に運んで好機を拡大。四回は1死走者なしで2ボールからの147キロ直球を再び左前へ運んだ。ヤクルトの左翼手・宮本が打球を後逸したのを見逃さず、隙のない走塁で一気に二塁を陥れた。

 これだけでは終わらない。続く五回の第3打席は初球のスライダーを左前にはじき返し、3安打の固め打ちで状態の良さを見せつけた。試合後、長野は「何もないです」と照れ笑いを浮かべて球場を後にしたが、朝山打撃コーチは「本人が一番ホッとしているんじゃないかな」と、ここまで好調の波に乗れなかったベテランの心中を察した。

 オープン戦は11試合に出場して22打数2安打、打率・091と低空飛行が続いた。実戦での安打は21日の中日との練習試合(マツダ)以来。先週17日から行われたマツダスタジアムでの全体練習では、若手に交じって居残り特打を行う日もあった。

 朝山打撃コーチは、体からバットが離れる傾向を分析し、ティー打撃から声を掛けるなどして修正を施した。「状態がいい選手が多いと、選手の層が厚くなっていく」と同コーチ。長いペナントレースを戦う上で、やはり実績ある背番号5の存在は欠かせない。

 佐々岡監督も「去年より早め、早めに仕上げているから、振れている感じがある。どんどん初球から振っていくのも強みだしね」と頼もしげにうなずく。 開幕までの準備期間は延びたが、左翼のレギュラーは未定。好調を維持すれば、長野がその一角に入る可能性は十分にある。多くを語らずとも、グラウンドで示す唯一無二の存在感は何より尊い。来るべき日に備え、百戦錬磨のベテランは牙を研いでいく。

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