広島・岡田がフリー打撃登板 中継ぎ配置転換に「1球でも多く投げて貢献したい」

 「広島春季キャンプ」(3日、日南)

 広島の岡田明丈投手が、今キャンプで初めてフリー打撃に登板。高橋大と正随に計41球を投げ、安打性の当たりを3本に抑えた。

 オール直球勝負。前日に2本の柵越えを放った正随からは3つの空振りを奪った。スピードガンによる球速測定はなかったものの、「自分では145キロくらい出ている感じ。良かったです」と納得顔を浮かべた。

 昨季はわずか3試合の登板に終わった。佐々岡監督は配置転換を決断し、今季は中継ぎとして起用する方針だ。課題とする制球面は改善方向にある。

 岡田は「きょうはストライクゾーンに自分の球をしっかりと投げようと思っていた。課題のひっかける球も出なかった。内容は良かったです。今年は中継ぎとしてやらせてもらえる。1球でも多く投げてチームに貢献したい」と決意表明した。

 チームは中継ぎ陣の再整備が懸案事項だ。豪腕のメドが立てば、戦力に大きな厚みが出る。上々の滑り出しに指揮官は「ブルペンでの投球を、打者が立った時にできるかが課題だった。評価的には良かった」と目尻を下げた。

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