龍馬、誓った首位打者&GG賞!3700万増6800万円でサイン

 広島・西川龍馬内野手(25)が13日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、倍額以上となる3700万増の6800万円でサインした。プロ4年目の今季は昨秋から本格挑戦していた外野で結果を残し、初の規定打席にも到達。真のレギュラーへ向けた来季は、首位打者やゴールデングラブ賞獲得への決意を示し、1年後の契約更改での1億円到達を目標に掲げた。(金額は推定)

 球団への感謝が、グレーのスーツに身を包んだ西川の口を突いた。倍増を超える6800万円で入団から4年連続アップ更改。「もうちょい低いかなと思っていたので、すごく評価していただいたなと思います」と柔和な表情を浮かべた。

 外野で臨んだ今季は自己最多の138試合に出場。後半戦は全試合「1番・中堅」でスタメン出場した。初の規定打席にも到達し、打率・297、16本塁打、64打点。5月から6月上旬にかけては27試合連続安打、8月は球団タイ記録の月間42安打をマークした。それでもプロ5年目へ、さらなる高みを目指す思いにあふれていた。

 「打率は3割以上、“首位打者を狙えるぐらいの数字はしっかり残さないと”。ホームランは20本、打点も70以上」

 非凡な打撃センスを誇るだけに、首位打者は決して夢物語ではない。打率は今季リーグ6位、計159安打は同5位。「(今年は)ひそかに最多安打を狙っていた。前半から8月ぐらいの打撃ができたらタイトルも見えてくるのかなと。集中力がない分、3割に届かなかった」と反省点も明確だ。

 守備では今秋三塁の練習を再開したが、外野で真のレギュラーへの思いも持つ。鈴木誠、長野、新外国人・ピレラ、野間らとの争いはし烈だが「外野で勝負すると決めて、負けたら練習してその人たちよりも上にいけばいい」。地位を確立するためにも「そこを目指して頑張りましょう」とゴールデングラブ賞獲得への意欲も示した。

 このオフは頑丈な体作りと増量がテーマ。ウエートトレと並行しながら、「最近すぐ腹がすくので」と肉の赤身など高タンパク低脂質のものを中心に一日6食を実行中。シーズン終了時72キロだった体重は現在75キロで、80キロを目標に据えている。

 背番号は変わらず丸や田中広もつけてきた“出世番号”で来季も戦うが「逆に63番を自分の背番号にしようかなと。嫌いじゃないし、そうさせてくれたらいいんですけどね」と明かした。「来年はキリのいい数字で」と1億円到達を目指す西川。熱いハートを持って、2020年へ龍馬がゆく。

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