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広輔「1番遊撃」取り戻す 初減俸…カープV奪回へ新選手会長の誓い

 広島の田中広輔内野手(30)が3日、広島市のマツダスタジアム内で契約更改交渉に臨み、3000万減の1億5000万円にサインした。減俸は入団以来初めて。今季は6月に連続フルイニング出場がストップ。打率も・193ともがき、8月には右膝の手術を受けた。選手会長にも就任して巻き返しを狙う来季。「1番・遊撃」を奪い取り、チームを優勝に導く。(金額は推定)

 6年目で初めてダウン更改となった。田中広は「今年一年、仕事をしていない。結果が直結している」と淡々と話した。ただ不完全燃焼に終わったシーズンを無駄にはせず、来季への新たなモチベーションに変える。慣れ親しんできた「1番・遊撃」の座を取り戻してグラウンドに立つことが、目下の目標だ。

 「そこで優勝を経験したので、やりがいも僕が一番、わかっていると思う。若い選手と切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」

 6月に連続フルイニング出場が635試合でストップ。8月には右膝の「半月板部分切除手術」を受けた。「テレビで見ていて、プレーできることは幸せなんだと思った」。入団以来、常に第一線で活躍してきただけに、初めて味わう、もどかしい時間だった。

 それでも「僕の今後の野球人生においては、すごくいい一年だった。考え直したり、じっくりと考えることもあった。充実していた」と前を向いた。リハビリ期間には自分自身の体と向き合うこともできた。

 術後3カ月以上が経過した。回復は順調で、全力ダッシュやノックの動きは軽快。フルスイングでの打撃練習もできており、来春キャンプは万全の状態で臨めるメドが立っている。来年2軍は暖かい沖縄から春季キャンプをスタートするが、「僕が決めることじゃない」と前置きした上で「選手会長ですし、スタートの場にはいたい気持ちがある」と責任感をにじませ、1軍の日南キャンプスタートへ意欲を見せた。

 この日は会沢から引き継いだ選手会長として、“初仕事”をした一日でもあった。鈴木球団本部長と約1時間の話し合いでは、2軍施設について言及した。マツダスタジアムには雨でぬれた帽子やグラブを乾かす乾燥機があるものの、大野練習場にはないという。より練習に打ち込める環境整備を求めた。

 来季は順調なら国内FA権を取得する。「もう一度、優勝するためにチームを引っ張っていきたい。投手と野手の一体感が大事だと思っているので、大事にしながらやりたい」。佐々岡新監督が就任以来掲げる「一体感」を胸に、チームの先頭に立つ。

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