侍4番は誠也 2戦連発で決定!稲葉監督理想の「どっしりした右バッター」

 「練習試合、侍ジャパン3-1オリックス」(26日、サンマリンスタジアム宮崎)

 11月開催の国際大会「プレミア12」に臨む野球日本代表「侍ジャパン」が26日、オリックスと練習試合(サンマリン宮崎)を行った。4番・鈴木誠也外野手(25)は二回にバックスクリーンへ先制本塁打を放った。前日25日の日本ハム戦から2試合連発に稲葉監督も「4番は誠也でいこうと思っています」と4番当確を明言した。

 これぞ4番の一発だ。鈴木は両軍無得点の二回先頭で打席に入ると、カウント3-1から本田の140キロ直球を豪快に振り抜き、中堅122メートルのフェンスを越える本塁打にしてみせた。

 「真っすぐを自分のスイングでしっかり捉えることができたのは良かった。きょうも風がいい方向に吹いていて乗ってくれた」

 前日の最終打席から“2打席連発”。前日のダメ押し2ランに対して、この日は先制弾。初回、三者凡退に打ち取られたイヤな流れを一振りで変え、チームに勇気を与える一打となった。

 稲葉監督は「この2戦を見ても、軸なのかなと思いました」と4番を任せることに決めた。合宿以前より指揮官には理想があった。「どっしりとした右バッター」。侍ジャパンの中で最も当てはまるのがこの男だ。

 この日は合宿最終日とあって試合終了後、選手たちはすぐに帰路に就いた。鈴木は秋山とともに残って、ウエートトレーニングに時間を割いた。そんな姿に金子ヘッド兼打撃コーチも「頼もしい。よくバットを振りますし。とても魅力のある人間ですよ」と絶賛した。

 重責を担うことになった鈴木は「自分のやれることをやるだけ。持っている力を100パーセント出すことが大事」とブレることなくバットを振る。世界一という唯一の目標に向かって。

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