開幕から6カード勝ち越しなしの広島 23回適時打なし 低迷の一因はタイムリー欠乏症

 ベンチ前で巨人・山口をみつめる広島ナイン=鹿児島・平和リース球場(撮影・飯室逸平)
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 「巨人8-2広島」(16日、平和リース球場)

 4連覇を目指す広島が巨人に敗れ、開幕から6カード連続で勝ち越しなしという異常事態となった。投打ともに振るわず連敗中の巨人にも敗れた。鈴木の一発と西川の犠飛で2得点を挙げたが、23回タイムリーなしという結果が得点力不足につながっている。

 二回までにジョンソンが4失点。それでも三回には巨人・山口が制球を乱し3四球で1死満塁の好機をつかんだ。しかし、菊池涼が三ゴロ、野間が投ゴロに倒れ「ここ一本」が出ない。

 四回に鈴木の2試合連続7号ソロで反撃開始。1死満塁から3回4失点のジョンソンに代わって打席に入った西川が中犠飛を放ち「最低限の仕事ができて良かったです。(三塁走者の)バティスタ、ナイスラン」と喜んだが、適時打とはならなかった。なおも一、二塁と得点圏に走者は残ったが、田中広が二ゴロに倒れた。

 2点差で敗れた14日のDeNA戦(横浜)でも七回1死二、三塁の好機も会沢が空振り三振、捕逸で1点を返したが、2死三塁も安部が空振り三振に倒れている。

 タイムリー安打は、6-1で勝利した13日・DeNA戦(横浜)の四回、無死満塁から鈴木の右翼へ走者一掃の3点適時二塁打までさかのぼらなければならない。

 開幕から6カード勝ち越しなしで、4勝12敗で借金は「8」と膨れあがった。チーム浮上には投手陣の立て直しももちろんだが、適時打で打線がつながることも重要だろう。

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