4番誠也 20打席連続ノーヒット チームで1安打 緒方監督「最善の采配できなかった」

 「DeNA6-0広島」(12日、横浜スタジアム)

 スコアボードに9つの「0」が刻まれた。広島はDeNAの今永から放った安打は四回の菊池涼による左前打のみ。打線を組み替えても流れは変わらなかった。横浜で、18年7月18日の中日戦以来となる1安打完封負けを喫した。

 田中広を8番に起用。開幕3戦目から3番を担い、この試合前まで打率・326の野間を1番に据えた。チーム方針は昨年までと同様。迎打撃コーチは「打つ確率が高いと判断した選手を上位に当てはめた」と説明した。

 だが、首脳陣が描いた青写真通りにはいかなかった。直球を軸とした投球に翻弄(ほんろう)された。野間が「回の先頭で何とかしたかった」と唇をかめば、田中広も「ストライクゾーンを広く使っていた」と脱帽するしかなかった。

 開幕直後に結果を残していた鈴木にも快音なし。3打席で無安打に終わり、自己ワーストの20打席連続安打なしとなった。

 緒方監督は「打者が全員振れていないわけじゃない。打ちにいき、捉えきれなかった」と分析。続けて「最善の策で打順を考えたり指示を出してやった結果、負けの結果になった。最善の采配ができなかった。また切り替えてやる」と前を向いた。

 1週間後の19日は本拠地で再戦する。同じ轍(てつ)を踏まないために対策が急がれる。

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