3番有力!龍馬が開幕で巨人・菅野を撃つ 前任・G丸の前で堂々と

 広島・西川龍馬内野手(24)が27日、開幕戦でぶつかる巨人・菅野撃ちへの決意を示した。右腕との対戦打率は・375と好相性を誇り、「3番・左翼」で自身初の開幕スタメンが有力。マツダスタジアムでのナイター練習では軽快な動きを見せ、相手エースを打ち崩して弾みをつける。

 開幕が2日後に迫る中、本拠地で行われたナイター練習。西川は打って走って守ってと、びっしょりと汗を流した。巨人との開幕戦で対戦する相手先発は菅野。いきなり球界屈指の右腕との戦いになるが「来た球を打つ」とシンプルな言葉に力を込めた。

 菅野とは好相性の数字が残る。昨年16打数6安打、通算でも24打数9安打の打率・375。右腕と相対する上で重要なことを「割り切りです」とし「(実力は)天地の差なので。打ち取られても当たり前」と言い切る。

 狙い球を絞ることも「あまりない」と言い、気負いすぎないことで好結果につなげてきた。チームは昨季マツダで右腕と4度対戦して2勝1敗、防御率4・15。今季も初戦から襲いかかる。

 迎打撃コーチは対菅野の西川について「打てる球を打ちにいけている。向こうも攻め方を考えているだろうけど、逆手に取る実力もある。元々コンタクトもうまい」と説明。少ない失投や甘い球をきっちり仕留められる技術が好結果を残す要因の一つだという。

 自身初の開幕スタメンとなりそうな晴れ舞台は「3番・左翼」が有力。不動の3番だった丸が抜けた中、オープン戦7試合でその椅子に座った。東出打撃コーチは今年の3番について「セーフティー(バント)や送ったりもある」とし、さまざまな役割を求めていく方向性を示した。

 西川にとっては守備面も新たな年となる。昨秋から外野に挑戦。この日のグラウンド練習の最後には、左翼などで入念に飛球への対応をチェックした。「照明もだし、暗いから難しい。でも、責任感を持ってやりたい」と意気込みを口にする。

 いよいよ迎えるシーズン。個人としても初の規定打席到達と打率3割を目指す年だが「いいスタートを切れればいいけど、悪くても143分の1なので、あまり気にしない」と語る。過剰な意識をせず、冷静に一発目の勝負へ向かう。

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