広輔、こだわり1番! 遊撃フルイニング連続出場鳥谷超えへ「結果出す」

 広島・田中広輔内野手(29)が25日、「1番」での全試合フルイニング出場で、チームをリーグ4連覇へ導く決意を示した。フルイニング出場は2015年から現在まで568試合続いている。阪神・鳥谷の持つ遊撃手として歴代最長の667試合も今季中に到達可能な数字。3月29日の巨人(マツダ)との開幕戦が迫る中、リードオフマンとしての覚悟は揺るがない。

 開幕へのカウントダウンが進む中、田中広は変わらぬ思いで一日一日を歩んでいる。1番で全試合フルイニング出場し、リーグ4連覇へ-。「それはもちろんあります。そのためにはコンディショニングが一番。ケガをしたらその場に立てないので。今年で30歳ですしね」と端正なマスクを引き締めた。

 3年連続果たしているフルイニング出場は現在568試合。「自分の中では集中力を切らさずできたと思う」と積み上げた数字を振り返り、「試合の中での気持ちの持っていき方や切り替え。そういうのが年々良くなってきている」と精神面での経験値を挙げた。

 遊撃としてのフルイニング出場歴代最長は阪神・鳥谷の667試合。以前から意識している数字まであと99試合で到達する。それでも「99はまだまだ。1試合1試合一生懸命に。その積み重ねです。先を見ていい結果は出ない」と力強く、言葉に思いを込めた。

 グラウンドに立ち続けるためには「結果を出さないといけない」と言い切る。丸が抜けたことにより、オープン戦では1試合のみ3番に候補の一人として座ったが、こだわりを持つのは1番打者であることに変わりない。昨季は不調で一時1番を外れることもあった。今季もリードオフマンであり続けるためには、ひたすら「結果」を追い求めていく。

 ここまでの仕上がりにも手応えをにじませる。「例年より意識してバッティングをしていたので、去年のこの時期に比べてましかなと」。オープン戦は15試合に出場し打率・333。内容だけでなく数字にも順調な調整ぶりが表れている。

 開幕カードの相手となる巨人戦は相性が良いのも追い風となりそうだ。昨季は・314の高打率を残した。東海大相模高、東海大の同級生でもある初戦の相手先発・菅野を撃って弾みをつけたい。

 3・29まであと3日。「もう一回走るところは走って。練習日も3日あるので、いい調整をできれば」と背番号2。万全の状態で開幕を迎え、143試合を突っ走る。

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