ドラ6・正随 1軍食らいつく「かむ力」メガピラニア級 規格外!歯科医もビックリ

 広島の新人8選手が16日、広島市の広島口腔保健センターで歯科検診を受けた。ドラフト6位の正随優弥外野手(22)=亜大=は、かむ力を示す咬合(こうごう)力の測定で、現装置でのルーキー測定3年目で歴代トップの数値をマーク。担当者を「規格外」とうならせた力をプレーにつなげ、1軍での躍動を目指していく。

 全ての検診を終えた正随は白い歯をキラリと輝かせ、ニッコリと笑った。かむ力を示す咬合力の測定で1616・63ニュートンを記録し、現装置での測定3年目で歴代トップを記録。かつて咬合力が強い選手にメガピラニア級という例えがあったことから「“初ピラニア”となってうれしいです」と冗談交じりに話した。

 20代男性の平均が930ニュートンで、それを大きく超える値だ。担当した広島県歯科医師会の西野宏理事は「規格外。普通は2回測るのですが、あまりにも高いので、4回測りました。しっかりきれいにかめている」と目を丸くした。

 人並み外れた力は生まれ持ったもの。日頃から「硬めなおかきも平気。氷でも何でも。あめも、かんですぐなくなります」と笑う。もちろん野球にも「踏ん張る時に生きてくるのではないですかね」とうなずいた。

 歯をきれいにすることにも意識を高くしている。大学2年時に虫歯が見つかり、「それまで、歯磨きをやったことに満足していた。気を使うようになりました」と奥歯までしっかり磨くようになった。大学4年時には就寝時に歯ぎしりをしていたことから、睡眠時のみマウスピースを使用しているという。

 この日は口腔内写真撮影や、かみ合わせのバランス検査なども行った。送球やスイング時など、食いしばることも多々あるだけに、野球選手として歯は重要なパーツ。自身も「運動する時に歯を食いしばる場面が多くなる。歯茎が緩くなることもあると聞いたので、気をつけたいと改めて思いました」と力を込めた。

 春季キャンプは1軍スタートが濃厚。「まず1軍でプレーすることが第一優先」と日頃から話すように、正随にとって毎日が大事な時間だ。前を向き、研さんを積んで、自らの白い歯のように1軍の舞台で輝きを放つ。

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