文字サイズ

ポスト丸、奪い合え!緒方監督ホノルル大号令「俺だ、俺だとものにしろ!」

 パーティーの壇上であいさつする緒方監督(撮影・飯室逸平)
1枚拡大

 球団史上初のリーグ3連覇を達成した広島の選手、家族、関係者ら約200人が2日(日本時間3日)、優勝旅行先の米国・ハワイに到着した。先日FAで丸の巨人移籍が決まった中、緒方孝市監督(49)は若手に対して、競争を勝ち抜いて台頭してくることを求めた。チームとしては戦力ダウンのピンチだが、逆に「みんながチャンス」と訴え、リーグ4連覇と日本一へ目を向けた。

 温暖なハワイの地で、緒方監督は真剣な表情で来季への展望を見据えた。チームを支えてきた丸が巨人へ移籍。それでも「丸、新井、エルドレッド、主力級の選手が抜けたけどやる野球は変わらない。そこに新しい力が出てくる、と。チームとして戦力ダウンするかもしれないけど、ダウンしたところから、あとは上積みしかない」と力強く話した。

 そう説くのも前例があるからこそだ。「25年ぶりに優勝した時(16年)もマエケンという絶対的なエースが抜けて勝ち取った。(17年の)連覇にしても黒田という精神的な大きな柱がいなくなった後でだった」。チームが苦しくなった時、必ず誰かがその穴を埋めてきた。3連覇を成し遂げた今季も、野手では特に野間が台頭。競争を勝ち抜くこと、若鯉の成長が来季上昇への重要な要素となる。

 丸が抜けるのは痛いが、そんな時だからこそ「みんながチャンス、今は」と言い切る。戦力を底上げしていくためにも、11月の秋季キャンプでは西川や坂倉が外野守備も行うなど、何選手も複数ポジションに就いた。「若手が競争意識の中でポジションを勝ち取るんだと。俺だ、俺だと。ものにするんだ、と」。ハングリー精神でつかみにいくことを、指揮官は望んでいる。

 打順についても、固定観念にはとらわれない姿勢だ。丸が不動で担ってきた3番については「足を使える選手を入れてもいいし、大きいのを打てる選手を入れてもいいわけだし。ある形にこだわらない」ときっぱり。さまざまなバリエーションを頭に描きながら、考えを巡らせていく。

 この日行われたウエルカムパーティーでは乾杯の音頭を取った指揮官。そこでは前日のOB会の話を挙げ「(過去の広島の監督が)皆『今のカープは非常にいい野球をやっている』と。お褒めの言葉を頂いたので、来季もそういう野球を見せていきましょう」と呼びかけた。チームとしての上昇カーブをたどった先に、リーグ4連覇、35年ぶりの日本一の扉を開く時が待っている。

関連ニュース

    デイリーペディア

    編集者のオススメ記事

    カープ最新ニュース

    もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス