球団史上3度目“不吉”初戦ドロー 過去2度は日本一ならず…

引き分けに悔しそうな表情を見せる広島ナイン(撮影・堀内翔)
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 「日本シリーズ・第1戦、広島2-2ソフトバンク」(27日、マツダスタジアム)

 延長十二回の激闘の末、両軍譲らず引き分け。初戦での引き分けは86年の広島-西武以来、32年ぶり3度目となった。

 本拠地がため息に包まれた。十二回、1死一塁。代打・新井浩が登場し、大歓声が送られたが、投ゴロ。2死二塁と続いたチャンスで田中広が三振に倒れて、試合が終わった。

 ソフトバンクはベンチ入り野手を全員使い切ってトータル23選手、広島も同じく21選手を起用。4時間半を超える総力戦となった。

 お互いに投手陣が奮闘。広島は先発の大瀬良を含めて8投手をつぎ込み、再三のピンチを脱出。ソフトバンクは千賀を含めて7投手をつぎ込み、二回以降スコアボードに0を並べた。

 日本シリーズ初戦での引き分けは3度目で、全て広島が絡んでいる。過去2度は75年の阪急3-3広島、86年の広島2-2西武。広島はこの2度のシリーズでは日本一を果たせなかった。

 日本シリーズは今季から延長を十五回制から十二回制に変更。第8戦以降は決着がつくまで無制限で行う。 第2戦もマツダスタジアムで行われる。

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