鯉党・谷原章介が背番「14」で始球式 G坂本勇主将を“襲う”暴投
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「セCSファイナルS・第1戦、広島-巨人」(17日、マツダスタジアム)
大の鯉党として知られる俳優の谷原章介(46)がファイナルステージの始球式を務めた。
大瀬良を意識したようなノーワインドアップの投球フォームから投じられた1球は、巨人・坂本勇を襲うように右打席に向かった。坂本は内側に避けながら空振りし、背中を通過したボールは捕手・会沢がノーバウンドで捕球した。敵軍主将を“襲う”暴投に谷原は恐縮。帽子をとり、何度も頭を下げた。
自身4度目、ポストシーズンでは初めての始球式。「CSはさらに緊張感がありました。坂本さんに当てちゃいけないと思っていたけど、まさかそっちにいっちゃうとは」と苦笑いで振り返った。
“炎のストッパー”として活躍した故・津田恒美さんのファンだったという谷原は「今日の初戦は大瀬良さんに取ってもらいたい」と背番号14を受け継いだエースに期待。「新井さんが今季が最後で、今年は衣笠(祥雄)さんも亡くなられた。CSは通過点。悲願の日本一まで突っ走ってもらいたい」と熱いエールを送った。