フランスア、パパと慕う菊地原3軍コーチ超える!鯉月間最多登板記録
広島のヘロニモ・フランスア投手(24)が27日、球団の月間登板記録に意欲を示した。8月はここまで15試合に登板。菊地原、中崎、今村らが記録した球団記録の月間16試合登板まであと「1」と迫っている。今月は残り4試合を残しており、記録到達、更新の可能性は十分にある。
増える登板数が信頼の証しだ。フランスアは今月、23試合中15試合でマウンドに上がってきた。先発からロングリリーフとなり、今は勝ちパターンでの起用が続く。「疲れ?大丈夫。マッサージとウエートをしているから」とサラリと言った。
球団史に名前を刻もうとしている。チームの月間最多登板は菊地原や中崎、今村らが残した16試合だ。「達成できたらすごくうれしい」。早ければ28日・巨人戦で球団記録に並ぶ。さらに記録更新の可能性もある。
「パパ」と呼び慕う菊地原3軍投手コーチに恩返しする意味合いも持つ。来日2年目の15年に左肩を故障。折れそうな心を支えてくれたのが同コーチだった。「いつも頑張ってと言ってくれた。だから我慢ができた。すごくありがたかった」。毎日の何げない言葉に励まされたことが忘れられない。
登板しない日でも肩をつくるだけに、コンディションを整えることが重要な仕事の一つだ。「ちゃんと食べている」。日々の食事に気を配りながら、今後はプロテインも摂取して体をメンテナンスする構えだ。
ドミニカ共和国カープアカデミーの練習生からはい上がってきた。「使ってもらって、うれしい」。試合で投げられる喜びが、その体を突き動かしている。