今村が誤算で6度目マジックお預け 緒方監督「負けは自分の采配が悪い」

 「阪神7-4広島」(14日、京セラドーム大阪)

 広島の優勝マジック点灯は15日以降に持ち越しになった。八回に野間の適時内野安打で4-3と勝ち越しに成功したが、直後に登板した4番手の今村が誤算となった。押し出し四球などで一挙4点を許し逆転された。黒星を喫したが、15日に勝利すればマジック「32」、引き分けでも「33」がともる。

 痛恨の1球に今村は表情を曇らせた。八回、1点を奪われ4-4となり、なおも2死満塁のピンチ。福留に対してフルカウントから投じた8球目が内角高めに外れた。押し出し四球となり「せっかく逆転してもらったのに長打、連打を気にし過ぎた」。終盤で踏ん張り切れずついに許した勝ち越し点が、黒星につながった。

 4-3と1点リードの場面で出番がやってきた。先頭の鳥谷はショートへの強烈な打球だったが、田中が捕球しきれず(記録は失策)、同点の走者を背負った。梅野の中前打などで1死一、三塁とされると、代打・原口に同点の中前適時打を浴びた。さらに2死満塁のピンチを広げ、ベテランを打席に迎えた。

 3球連続でボールとなり絶体絶命。「目をつむって投げて、どうにかストライクがとれた。そこまでは良かったんですが、詰めが甘かった…」。大きな重圧が指先にのしかかり制球が狂った。さらに糸井にも中前2点適時打を浴び4失点。一気に突き放された。

 今村は9日に再登録されると2試合に登板。いずれも無失点で切り抜けており復調の兆しはあった。「カバーできれば良かったんだが」と畝投手コーチ。先頭打者の出塁は、田中の失策から許したものでもあっただけに、踏ん張りたかった。

 終盤での逆転劇は痛い。だが、そのほかの中継ぎ陣はそれぞれの役割を果たした。六回から登板したアドゥワは1回無安打無失点。七回を託されたフランスアも力で主軸をねじ伏せる。福留を補邪飛に打ち取ると、糸井は一ゴロ。ロサリオは150キロの直球で見逃し三振だ。ジョンソンの五回降板を助け、試合を崩さなかった。

 「選手はしっかりと戦ってくれている。負けは自分の采配が悪い。またあした、しっかりと戦うだけ」

 試合後、緒方監督はこう力を込めてバスへ乗り込んだ。これまで2日ヤクルト戦(神宮)から数えて5度もマジック点灯する可能性があったが、対象チームの関係で足踏みが続いていた。そして、阪神との直接対決でも勝つことができず、この日の点灯もならなかった。だが、15日に勝てば「32」、引き分けでも「33」が点灯する。足踏みは続いているが、着実に球団史上初となるリーグ3連覇に突き進んでいる事実に変わりはない。チーム一丸で戦うだけだ。

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