大瀬良、13勝目スルリ スイスイ七回2死までノーノーも…

 「広島2-2巨人」(11日、マツダスタジアム)

 無情の打球が左翼線で弾むと、マツダスタジアムに悲鳴がこだました。2点リードの七回2死。大記録への期待が膨らみ、異様なムードの中、広島・大瀬良が岡本に初安打を許した。

 史上80人目、広島では2012年4月6日・DeNA戦(横浜)の前田健太以来となるノーヒットノーラン達成はお預け。それでも快投は色あせない。初回を三者凡退に抑えると二回1死一、三塁から自身のスクイズで先制点をゲット。右打者には外角スライダーを効果的に使い、右打者に対しては果敢に懐を攻め、巨人打線を完璧に封じ込めた。

 2点リードの八回、1死三塁から代打・大城に左中間への適時二塁打を許して降板となったが、スタンドからはねぎらいの拍手が注がれた。7回1/3を3安打1失点。しかし九回に守護神・中崎が陽岱鋼に同点ソロを被弾。13勝目は幻と消えた。

 「今日は立ち上がりから自分の投球ができました。イソ(磯村)もいいリードで引っ張ってくれました。八回に結果的に失点してしまって、回の途中でマウンドを降りることになってしまったので、そこはしっかり反省して次の登板に生かしていきたいです」

 マウンドの立ち姿からはエースの貫禄が漂っていた。手応えと悔しさを次のマウンドにつなげる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス