広島、球団最速!8・2マジック「42」か「43」点灯へ 丸&新井で一戦必勝!

 打撃練習に励む丸
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 広島・丸佳浩外野手(29)が30日、“Vマジックウイーク”を自然体で突き進んでいく決意を示した。31日からは敵地で6連戦に臨むが、最短で8月2日・ヤクルト戦(神宮)で球団史上最速の優勝マジックが点灯する。それでも選手たちは特別な意識を持たない。新井貴浩内野手(41)、主砲の鈴木誠也外野手(23)も眼前の1試合に全力を注ぐ姿勢を示した。

 2連覇した過去2年に続き、今季も優勝へ向けた最初の合図が鳴りそうだ。広島はここまで貯金16で、2位・ヤクルトには8・5ゲーム差をつけて首位を独走。最短で31日からの直接対決中の8月2日(神宮)にマジック42、もしくは43が点灯する。それでも丸は、優勝するその時まで全神経を目の前の試合に注ぐ思いを冷静に口にした。

 「結局マジックがゼロにならなければ優勝はできない。マジックがああだこうだって話も選手同士で出ないですしね」

 昨年は8月8日にマジック「33」が点灯。今季は現時点で対象チームの阪神とDeNAの結果次第ではあるが、1年前を上回る球団史上最速点灯の可能性も持つ。もちろん優勝へ突っ走るためにも、ヤクルトとの差を3連戦でさらに引き離したいところだ。

 今季は2位との直接対決をきっちり制する試合が目立つが「実際たまたまだと思うし、狙って2位のチームを意識的にというわけでもない」と控えめに話す丸。ここまでチームトップの打率・320、21本塁打で何度もチームを勝利へ導いた、不動の3番打者に期待もかかる中、今まで通りの姿勢で試合に臨む。

 百戦錬磨の新井も変わらず「一戦必勝」を強調した。「(意識するのはマジックが)1桁になってからじゃないかな。1つ1つ目の前の試合を集中して戦っていくことが大事。そこまでは変わらない」。一丸となって一歩一歩、前へと進んでいく決意だ。

 鈴木も最終盤までマジックを意識しない上で、まずは次なるヤクルト戦で4番の仕事を全うする意気込みだ。「打点を挙げられればいいなと思っています。(打倒カープできている?)負けないように頑張ります」。現在チームトップの51打点と結果を残している若き主砲は、静かに闘志を燃やす。

 残り56試合。2連覇の自信を持ちつつ眼前の勝利を積み重ねた先に、Vの文字がくっきりと浮かぶ。

 ◆広島のマジック点灯条件 最短で8月2日に点灯。広島が31日からのヤクルト3連戦で2勝1分け、かつDeNAが同巨人3連戦で2敗1分け以下、阪神が同中日2連戦で連敗すればマジック43、また広島3連勝と なれば42が点灯する。

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