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松田オーナー「みんなのために」 復興への気持ちの支えに-それがカープの宿命

 豪雨被害により阪神との3連戦中止を告知する張り紙(撮影・飯室逸平)
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 西日本を中心とした豪雨被害を受け、広島の松田元オーナー(67)が9日、球団事務所で報道陣の取材に応じた。今後さらに被害が拡大しなければ、球宴後、20日から本拠地・マツダスタジアムで巨人3連戦を行う見通しを明らかにした。

 未曽有の災害に心を痛めながら、球団創設からファンとともに歩んできた歴史を踏まえ、チームが夢や希望、憧れとなることをあらためて誓った。球団草創期、チームは原爆で受けた被害から復興を目指す人たちの光だった。一方でファンは「たる募金」で財政面を支えた。その結びつきがあってこそ今がある。それだけに松田オーナーは「原爆から復興のときもそう。気持ちの支えになっていきたい。それが球団の宿命」と言葉をつむいだ。

 12球団で唯一、親会社を持たない球団は、地域との強い連携も大きな特徴だ。中止を決めたこの日からの阪神3連戦では、世羅町や廿日市市が球場でPRする予定だった。今回の豪雨災害では広島市や呉市のほか、県内外の多くの市町村でも大きな被害があっただけに心配が募る。また、球団職員には家が流されたり、帰宅できていなかったりする人もいるという。

 14年8月に広島市安佐北区と安佐南区を中心に起こった土砂災害時には、球団と選手会が試合前にマツダスタジアムで義援金を呼びかけ計2000万円を関係団体や広島市に寄付した。今回も選手会との話し合いを行い募金活動についても検討していく構えだ。

 「みんなのために戦っていく」。球団史上初のリーグ3連覇を目指す戦いは首位で後半戦を迎える。秋に歓喜の輪を作るため、勢いは止めない。

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