広島、九回ヒヤリも反撃しのぐ ジョンソン5勝目 前日29歳の田中が先頭打者弾

前日に誕生日を迎えた広島・田中広輔(右)にバースデーソングを唄う広島クリス・ジョンソン=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
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 「広島4-2ヤクルト」(4日、マツダスタジアム)

 先発した広島のジョンソンが8回1/3を2失点で5勝目(2敗)を挙げた。2016年5月24日・巨人戦(マツダ)以来、2年ぶり4度目の完封が見えた九回もマウンドに上がったが、無死から連打を許すなど失点し、中崎にマウンドを譲った。それでも四回まで無安打と安定した内容でチームの勝利に貢献した。

 好投した助っ人左腕はお立ち台に呼ばれ、「ストライクを先行させていい投球ができた。ああいうピッチングができると自分のリズムで投げられる。サイコウデース」とファンの声援に応えた。

 打線は初回、田中の4号先頭打者本塁打などで2点を先制すると、五回には丸、鈴木の連続適時打で2点を追加した。これで今季ホーム試合ではヤクルトに負けなしの6連勝となった。

 3日に29歳の誕生日を迎えた先頭打者弾の田中は「1日遅れの誕生日プレゼントだと思ってうれしかったです。風にもうまくのってくれた」と、ジョンソンからは「ハッピーバースデー」と歌で祝福されていた。

 ヤクルトは九回に連打で無死一、二塁とし、荒木の遊ゴロで1点を返すと、山田哲の右前打で1死一、三塁とし、ここでマウンドに上がった中崎に対して、バレンティンが三塁間を破るタイムリー。4安打を集中して2点差に迫った。

 さらに1死一、二塁の同点機だったが、坂口が空振り三振。続く畠山が四球を選んで2死満塁も、最後は川端が見逃し三振に倒れて、3連敗を喫した。

 先発したブキャナンが5回7安打4失点で5敗目(6勝)。青木は頭部死球の影響で試合出場しなかった。

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