大瀬良無念緊急降板…左足つった、11勝目逃すも軽症でホッ

 「DeNA5-4広島」(29日、横浜スタジアム)

 広島・大瀬良大地投手(27)が思わぬアクシデントに見舞われた。3点リードの七回の攻撃。無死一塁から投手前へ犠打。走者をきっちり二塁へ進めたが、一塁から戻る途中に左太もも裏がつり、畝投手コーチに背負われてベンチに下がった。6回まで1失点。球数はまだ85球だったが、緊急降板を余儀なくされた。

 「まだイニングもいけたし、ああいう感じになって、チームにも多少影響があったと思います。準備は毎試合やっていて問題なかった。前々日から入念にやっていたんですが」

 大瀬良は申し訳なさそうな表情でバスまで歩いた。足をつることはこれまでにもあり、水分を大量に補給するなどの対策をしてきただけに無念さが募る。緒方監督は「不運だった」とし、畝投手コーチも「アクシデントだからしょうがない。もう1、2イニングというところ」と責めることはなかった。

 救援陣が乱れ、自己最多の11勝目はお預けとなったが、投球は安定していた。失点は四回に被弾したロペスのソロだけ。ストライク先行の投球を続け「早打ちしてくれたので、初球の入りから厳しくコースを突けました」と納得顔だった。

 試合後の時点で病院に行く予定はなく、次回登板に関しても問題ないもよう。先発ローテの柱を務めるだけに、次は長いイニングを投げて悔しさを晴らす。

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