アドゥワ粘投2勝目!九回勝ち越し呼び込んだ 前日降板の雪辱果たした

 「阪神6-11広島」(24日、甲子園球場)

 踏ん張り切った末に、アドゥワが価値ある勝利を呼び込んだ。6-6の八回1死満塁。2安打1四球で自らピンチを招いたが福留を三邪飛、糸井を投ゴロ。左翼席の鯉党から大歓声を浴び、冷静にベンチへ歩を進めた。5番手としてイニングまたぎで粘投し、プロ2勝目。「(八回は)1点もやれない状況で抑えられて良かった」と安どした。

 七回には自身の失点にこそならないが、同点を許した。6-4と2点差に迫られ、なおも1死満塁のピンチで登板。代打・中谷に左前へ2点打を浴びて追い付かれた。それでも続く鳥谷は直球で二ゴロ併殺に仕留めた。八回は「(回)またぎはいつでもいける気持ちでいる。ゴロを打たせようと低めに徹底して投げようと思った」と1死満塁のピンチも無失点で切り抜ける粘投で、九回の勝ち越し劇へとつなげた。

 悔しさも晴らした。前日は、長打と2四球を与え0/3回を3失点。アウトを1つも取れずに降板となっていたが、「どうにもならないので、切り替えるしかない」と悪いイメージを頭から消し去り、結果を示した。高卒2年目ながら、頼もしさは日に日に増している。

 緒方監督は「ピンチを迎えたけれども、粘って投げてくれた」とたたえた。「経験を積ませてもらっているので、期待に応えていきたい」と力を込めた右腕。絶大な信頼を得るためにも、与えられた仕事を確実に遂行していく。

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