大瀬良、得意虎狩りで両リーグ最速10勝 14年を最後に負けなし!

 広島の投手指名練習が19日、マツダスタジアムに隣接する室内練習場で行われた。22日のリーグ戦再開・阪神戦(甲子園)の先発を託される大瀬良大地投手(27)は、チームに勢いを付ける投球を誓った。阪神戦は新人だった14年を最後に黒星がない。虎キラーぶりを発揮し、両リーグ最速で10勝を手にし、チームを上昇気流に乗せる。

 リーグ戦再開の初戦を白星で飾ることができれば、チームに推進力が生まれる。マウンドを託される予定の大瀬良も、22日の重要性を認識している。練習を終えると表情を引き締め「大事な試合。試合を作った上で少しでも長い回を投げたい」と力を込めた。

 前回15日のソフトバンク戦は3本塁打を浴び今季ワーストの4回6安打7失点でKOされた。踏み込んだ左足がいつもより外側(一塁側)に着地し、体が開いて腕が遠回りしたことで球がシュート回転したのが原因だ。この日は登板前最後のブルペン投球。きっちりと修正し「ボールに力強さがあった」と手応えを口にした。

 阪神には無類の強さを誇る。1年目の14年に3敗(3勝)して以降、黒星はない。15、16年は中継ぎとして計10試合で2セーブ5ホールド。先発に復帰した17年からは、今季の2戦2勝を含め7試合で5勝無敗と猛虎の前に立ちはだかってきた。

 先発の柱へと成長し、勝ち星は9つ。両リーグ最速での10勝に王手をかけている。チームは18日の日本ハム戦に敗れ、交流戦最後の試合を黒星で終えた。「何とか勝てるように頑張りたい」。17日に27歳の誕生日を迎えてから最初の登板。チーム、そして自らも笑顔で再スタートを切る。

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