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高橋昂也、はいあがれ!プロ初黒星「課題があったことが収穫」

 1回、いきなり適時打を浴びた高橋昂(右)=撮影・出月俊成
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 「交流戦、ロッテ7-3広島」(2日、ZOZOマリンスタジアム)

 広島・高橋昂也投手(19)が先発し、3回1/3を8安打4失点でプロ初黒星を喫した。プロ2度目の1軍マウンドで三回までは1失点でしのいだが、四回に崩れた。それでも随所にキレのある直球など資質の片りんを示した。今後は中継ぎ陣を厚くするため、出場選手登録を抹消されることが決定。プロ初勝利への再挑戦権を手にすべく、2軍でさらなる上積みを図る。

 四回途中でKOされ、ベンチに戻った高橋昂は前を向いて戦況を見つめた。プロ初勝利を期した2度目の1軍マウンドだったが、8安打4失点で初黒星。「課題があったことが収穫です」。悔しさが残る中、高卒2年目左腕はハッキリとした口調で振り返った。

 初回は荻野、藤岡裕に連打を許すと、1死一、二塁から4番・角中に甘く入った直球を左前打され先制点を献上した。「甘い球が全部ヒットになってしまった」。与えてしまった隙は逃してくれなかった。

 悪夢が待っていたのは四回。先頭の7番・井上に、1ボールから逆球となった外角高め直球を右翼席へ運ばれた。「納得いかない部分があって、そこからいつもと違う自分になってしまった」。その後も2本の単打を許すなどして1死二、三塁。続く藤岡裕に中前2点適時打を浴び、68球で交代を告げられた。

 毎回得点圏に走者を背負う苦しい展開だったが、二、三回は無失点で抑える粘りも見せた。キレのある直球やスライダーも随所に見せた。畝投手コーチも「いい球もあった」としつつ、「コンスタントに投げ切れなかった。上と下(1軍と2軍)の違いもあるだろうけど」と指摘した。

 プロ初登板初先発だった4月4日・ヤクルト戦は4回を8安打5失点。直後に降格すると「全体のレベルアップ」を図ってきた。前回の1軍では登板2日前だったブルペン投球も、今回は2軍で実践していた3日前と前日を崩さず臨んだ。約2カ月ぶりに得たチャンスで策は尽くしたが、1軍との差を痛感させられた。

 初登板に続き、球場に駆けつけた両親へ初白星を届けることはできなかった。緒方監督は「こうやって経験をして、力を付けてくれたらいい」と成長を期待した。今後は中継ぎ陣の層を厚くするため、再び登録抹消が決まった。

 1軍のマウンドに戻るべく、内容と結果を求めて2軍で腕を振っていく。「次は試合を作れるようにやっていきたい」と静かに闘志を燃やした高橋昂。無限大の可能性を秘める19歳はこの1敗を無駄にせず、先へとつなげていく。

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