中村祐&岡田でGエンドじゃ!3年ぶり北関東遠征で宿敵たいらげる

 巨人戦へ向け調整する中村祐(撮影・飯室逸平)
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 宿敵に北関東で引導を渡す。広島・中村祐太投手(22)、岡田明丈投手(24)が21日、マツダスタジアムで投手指名練習に参加した。2人は22日からの2位・巨人との2連戦(宇都宮、ひたちなか)に先発予定。地方球場初登板となる両投手で連勝すれば、巨人とのゲーム差は一気に6・5と拡大。リーグ3連覇へ、挑んでくるライバルたちをなぎ倒す。

 快晴の空の下、若き右腕2人が爽やかな汗を飛ばした。22日からの巨人2連戦は宇都宮とひたちなかで開催。地方球場はマウンドの高さ、土の軟らかさなど独特だが、地方初登板となる中村祐、岡田は自然体を強調した。

 中村祐「前回はナゴヤドームのマウンドが高いという意識を持ちすぎた。前回の経験を生かして先入観を持たずにやっていきます」

 岡田「あまり気にならない。マウンドに合わせていきます」

 チームは2位巨人に4・5ゲーム差をつけ首位を快走中。今季4勝1敗と圧倒するライバル相手に連勝を飾れば一気に6・5ゲーム差に。まだ交流戦前の5月だがリーグ3連覇へ視界がパッと開く。

 巨人打線は強力だ。1番坂本勇からクリーンアップの3番ゲレーロ、5番岡本と打率3割超えの打者がズラリと並ぶ。チーム打率・273、202得点はともにリーグトップ。若鯉2人も警戒心を隠さなかった。

 中村祐「ホームランを打てるバッターがそろっているので、高めの球に注意したい。坂本さんも調子がいいし、クリーンアップの前にランナーを出さないようにしたい」

 岡田「一人一人しっかり集中して投げていきたい。その(主軸)前にランナーをためないようにしたい」

 先陣を切る中村祐にとって、宇都宮がある栃木県はなじみの深い土地だ。母方の祖母の実家があり、正月の里帰りは恒例行事。近くの定食店で「宇都宮餃子(ギョーザ)」に舌鼓を打ったこともあるという。「餃子は好きですね。登板前は油を取らないようにしているので、1個ぐらい食べようかな」。宇都宮名物の餃子でスタミナを蓄え、カード初戦の先発の役割を果たす。

 2戦目に続く岡田は栄養満点の「納豆」を注入する。茨城県は水戸納豆が有名で「そうなんですか!?あれば食べます」とニッコリ。バッテリーを組む会沢の故郷と知ると「そうなんですか!頑張ります!」。岡田は巨人戦通算5勝1敗、防御率1・95のGキラー。納豆のように糸を引く直球で押し込み、粘っこい投球を目指す。

 広島の北関東遠征は3年ぶり。チームは過去、宇都宮で2戦2敗、ひたちなかでは2戦2勝。先発ローテを支えるフレッシュな2人が2位巨人に引導を渡す。

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