大瀬良、先発の意地星だ!今季最長7回2/3 納得2失点今季3勝目

 「広島5-2阪神」(29日、マツダスタジアム)

 先発の意地を白球に込めた。大瀬良が今季最長の7回を投げ、6安打2失点。「頭にあった」という完投こそ次回以降に持ち越しとなったが、納得の今季3勝目を挙げた。

 「八回まで完了したかったんですけど…仕方ないと思う。先発の仕事はある程度できたと思うので良かった」

 初回から最速149キロ直球で押し込んだ。三回に大学時代からのライバル梅野に先制ソロを浴びたが、その後も積極的にストライクゾーンで勝負。カーブやカットボールで緩急をつけ、四球は1つと制球も安定していた。

 緒方監督は「大地に尽きる」と絶賛。「初回の入りから抜群で、実質ホームランの1点だけ。2点目は失策が絡んだからね」と賛辞を惜しまなかった。

 前回登板の翌23日朝、チーム宿舎で薮田に声をかけた。「一人?一緒に行こうよ」。今季の薮田は不調からどこか表情も沈みがち。そんな後輩を放っておけなかった。「少しでもきっかけになりたいと思って、投手キャプテンもやらせてもらってますし」。名古屋から横浜まで。2人で語らい、悩める後輩にそっと手をさしのべた。

 チームでは丸、野村が離脱。リーグ3連覇へ試練が続くが「そんなときこそ、みんな『やってやる』と思っていると思う」ときっぱり。気概あふれる投手キャプテンが先発陣を引っ張っていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス