猛打のカープじゃ セ・タイ記録!開幕7戦連続5点以上 緒方監督「大したもの」

 「広島7-3DeNA」(6日、マツダスタジアム)

 広島が昨季唯一負け越したDeNAに快勝した。9安打7得点と効率いい攻撃を展開。開幕から7試合連続で5得点以上を奪い、2008年・ヤクルトのセ・リーグ最長記録に並んだ。プロ野球最長記録は1985年・南海の8試合。開幕ダッシュを支える打線が、日本記録を塗り替えていく。

 雨上がりのマツダスタジアムに大歓声がこだました。4-2の六回1死一、三塁。野村のセーフティースクイズで1点を追加すると、スコアボードに歴史的な5得点目が刻まれた。開幕から7試合連続の1試合5得点以上。2008年・ヤクルトのセ・リーグ最長記録に並んだ。

 試合後の緒方監督は満足顔。「タナキクマル」の連夜の活躍を称えた。「1、2、3番がチャンスメーク、ゲットして塁上をにぎわせてくれている。攻撃は中盤以降、1点、1点取って、集中力を切らさず、最後までやってくれている。大したもの」だと称賛した。

 初回から攻めの姿勢を貫いた。2死三塁から、ロペスの適時遊撃内野安打の判定を巡って、初めて「リクエスト」を要求。セーフの判定は覆らず、先制点献上となったが、初回からカードを切った指揮官の執念は、ナインへ届いていた。

 直後の攻撃。1番・田中、2番・菊池が連打、3番・丸が四球を選び無死満塁とすると、エルドレッドも冷静にボールを見極めて、押し出し四球で同点。1死後、今季初スタメンの堂林には運が舞い降りた。三塁線への打球を宮崎が捕球できず、2者が生還して勝ち越した。

 五回には菊池が四球で出塁し、二盗を決めると、丸が右前へ痛烈な適時打を放った。「食らいついていけましたね。フルカウントからしっかり粘りながら、最後のストレートにうまく反応することができました」。昨季のリーグMVPはこの夜も2安打2四球。打率・450と絶好調だ。

 打線は六、七回にも追加点を奪い、9安打7得点と効率いい攻撃を展開した。本拠地・マツダスタジアムでは開幕から4連勝。リーグ連覇の原動力となった「つなぎ」の打線は今年も健在。緒方監督は「全員がその気持ちを持って、1打席を無駄にしないようにやってくれている」とうなずく。開幕から1試合5得点以上のプロ野球記録は1985年に南海が記録した8試合。33年ぶりに日本記録に到達し、そのまま塗り替える勢いだ。

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