丸&誠也、GG賞コンビそろい踏み!最速で10日ヤクルト戦から守る

 
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 広島・丸佳浩外野手(28)と鈴木誠也外野手(23)が、早ければ10日のヤクルトとのオープン戦(マツダ)から外野守備に就く見通しであることが5日、分かった。高信二ヘッドコーチ(50)が「メドは土日」と明かしたもので、開幕まで1カ月を切る中、リーグ3連覇を目指す戦力が整いつつある。

 カープが誇るゴールデングラブ賞コンビが、いよいよ外野の芝生に立つ。開幕まで1カ月を切る中、これまで実戦守備を回避していた丸と鈴木が、早ければ10日のヤクルト戦から守備に就く。

 高ヘッドコーチは丸について「段階は上がっている。メドは今週の土日。気候によって遅れる場合もあるけど、守れる日は近い」と説明。鈴木に関しても「(復帰時期は)同じぐらい。慎重を期してきたからね」と今後の見通しを明かした。

 2人にとって、待ちわびた“復帰”だ。丸は右肩の仕上がりが遅れ、実戦では指名打者での出場が続いていた。この日はマツダスタジアムを訪れ「そこを目指している。多少の浮き沈みがある中で、悪化しないように考慮してもらっていた。これから実戦になってどうか」と意欲を示した。「僕のような選手は守れないことには話にならない」と話す昨季のリーグMVP男が、間もなく完全復活を果たす。

 鈴木の復活ロードも力強さを増してきた。昨年8月に右くるぶしを骨折。キャンプでは別メニュー調整を強いられたが、全力疾走を解禁するなど徐々に練習の強度を上げ、3日の西武とのオープン戦(佐賀)では今年2本目の代打本塁打。限られた出場機会の中、圧倒的な存在感を放っている。

 この日はマツダスタジアム内に設置された酸素カプセルに入り「足の状態が良ければ出たい。フルに出たらどうなるか。守備に就いたらまた変わってくるので」と意気込んだ。ただし、開幕スタメンにはこだわらない考えで「そこを見ると焦りにつながる。143試合しっかり見て。足の状態を見ながら、良ければ開幕に出たい」と長丁場を見据え、これまで通り焦らず状態を見極めていく。

 今年も「3番・センター・丸」、「4番・ライト・鈴木」がチーム構想の基本線。リーグ3連覇を目指すチームに役者がそろう。

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