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高橋昂、開幕ローテ6人目グイッ!緒方監督賞「充実感ある」

 「広島春季キャンプ」(27日、沖縄)

 広島の高橋昂也投手(19)が27日、充実した表情で春季キャンプを打ち上げた。2年目で初めて1軍に抜てきされた左腕は実戦でも内容、結果を残し、アピールに成功。首脳陣の評価はうなぎのぼりだ。この日はブルペンで94球を投げてキャンプの総仕上げ。3月から本格化するオープン戦でも好投を続け、開幕ローテの6人目をつかみ取る構えだ。

 乾いた捕球音をブルペンに響かせた。高橋昂が投じた今キャンプ最後の1球。左打者の内角を想定して投じた94球目は、威力のある直球だった。3月から始まる開幕ローテ入りを懸けた第2ラウンドに向け、最高の準備を整えた。

 「レベルアップができたし、良い経験もさせてもらった。1軍の選手を間近で見ることができたし、充実感があるキャンプを過ごせたと思います」。19歳は汗をぬぐいながら言葉をつむいだ。

 3日のフリー打撃初登板から結果を残してきた。11日の紅白戦では3回4安打無失点と好投し沖縄2次キャンプ行きを決めると、初の対外試合となった18日の中日戦でも物おじせず腕を振り、3回1安打無失点でまとめた。

 24日の楽天とのオープン戦では内田に2ランを被弾。これが1軍で初めて浴びる本塁打だ。「勉強しながら成長してほしい」と畝コーチは言い続けてきた。高卒2年目左腕にとっては失投を見逃してもらえないことを身をもって痛感した、貴重なマウンドになった。

 この日のブルペンではフォームを修正した。「最近はしっくりきていなかったので」と高橋昂。納得いくまで投げ込み、球数は自然と増えた。それでも投げるたびに上半身と下半身のバランスが良くなり、球質は上昇カーブを描く。手応えを感じて投げ終えた94球だ。

 開幕ローテ入りを目標に掲げる。野村、ジョンソン、薮田、大瀬良、岡田の5人が決定的で残り枠は1人。緒方監督はキャンプ前、投手力底上げが3連覇のキーポイントとし、新戦力の台頭が欠かせないと力を込めていた。この日のキャンプ総括で目にとまった選手を問われた指揮官が、真っ先に名前を挙げたのは高橋昂だ。監督賞も授与し、さらなる成長に期待を寄せた。

 開幕まで1カ月。これからはふるい落としが始まる。結果を残すことでしか生き残れない、し烈なサバイバルレース。「(首脳陣を)納得させる投球を見せたい。最後まで1軍に残れるように結果にこだわっていく」。沖縄の青空の下で高橋昂が力強く誓いを立てた。

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