中村奨「ぶれない」目標開幕1軍! 言葉にすることで実現させる広陵スタイル

 広島のドラフト1位・中村奨成捕手(18)=広陵=が9日、あらためて開幕1軍を目指して春季キャンプを過ごす気持ちを言葉にした。2軍スタートとなり、捕手としての基本を習得中でも高い目標を持ち続けるのが成長につながると信じている。10日からの第3クールでも泥にまみれてすべてを吸収していく。

 高い目標が自分自身を押し上げてくれると信じてきた。だから中村奨に迷いはない。「開幕1軍を目指す?そこはぶれずにやっていきたい」。前を見据え言いきった。そのモチベーションが体を突き動かしている。

 勉強の日々が続いている。昨夏の甲子園で1大会個人最多となる6本塁打を放った打撃は現在、修正中だ。「打つときに左肩が上がるので、そうならないように」。守備でも捕球姿勢など、倉2軍バッテリーコーチから指導を受けてきた。

 開幕1軍を公言するのには理由がある。広陵時代、07年夏の甲子園で準優勝した先輩の野村らが聖地への思いを、毎日言葉として発していたことをマネジャーから伝え聞いた。言葉に出すことで思いは実現する-。自らの代でも、それを引き継ぐことに決めた。「寮で消灯のチャイムがなったとき全員が一度、廊下に出て『甲子園、甲子園』と言っていた」。自分自身にかけた重圧を力に変えることで、上昇カーブを描いてきた。

 「倉さんからは1日1つ、覚えていけと言われたけど時間が足りない。工夫して2、3個覚えていきたい。もっと努力が必要です」

 この日はドラフト2位・山口(熊本工)、同3位・ケムナ(日本文理大)と日南観光し、リフレッシュした。打撃、守備、走塁。すべてでのレベルアップを目指し、グラウンドに立つ。

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