緒方監督3連覇へ新戦力出てコイ!他球団積極補強も坂倉、高橋昂ら若鯉に期待

 広島・緒方孝市監督(49)が1月31日、キャンプ地・日南入り。キャンプインに向けて「新戦力の台頭」をテーマに掲げた。今キャンプには2年目の坂倉、高橋昂ら多くの若手を抜てきし、チームの戦力底上げを狙う。就任以来掲げる「守り勝つ野球」で、球団史上初となるリーグ3連覇を目指す。

 日南の寒さを吹き飛ばすような、熱い口調だった。球団史上初のリーグ3連覇は大きな「モチベーション」。約1時間半のミーティングを終えた緒方監督は春季キャンプのテーマに「新戦力の台頭」を掲げ、競争のゴングを高らかに鳴らした。

 「大きな戦力補強がない中で、同じメンバーで戦っていく。キャンプにはフレッシュな子を入れている。シーズンに入って、そういう勢いを出すような働きを期待している」

 今キャンプには2年目の坂倉、高橋昂、アドゥア、3年目の高橋樹、さらに4年目の塹江、藤井、5年目の辻らを抜てき。昨秋のキャンプで評価を上げた若手を中心にメンバー編成した。今年も水本2軍監督と積極的に情報交換する方針で「吉報を待っています」と1、2軍の入れ替えも視野に入れている。

 就任以来掲げる「守り勝つ野球」は今年も不変だ。「とにかく投手の力が大きなウエートを占める。チームの方針として伝え続けている」。中でも左腕の成長を待ち望む。昨季勝利投手となった左腕はジョンソンと床田の2人だけ。先発、中継ぎ、抑え、ポジションは問わない。「大きなチャンス。力で勝ち取ってほしい」。昨季ブレークした薮田、岡田にも「今年成績を残して、力が証明される」と注文。第1クール中はブルペンへ足を運ぶ時間を増やし、状態をチェックする考えだ。

 「3連覇を目指してモチベーションにしてほしい。セ・リーグではジャイアンツしか3連覇したことがない。3連覇に挑戦できることはなかなかない。チーム一丸となって戦っていこう!」

 約1時間半のミーティングでは、ナインにそう熱く訴えた。昨季の2位阪神は新助っ人ロサリオを補強、3位DeNAはFAで大和を獲得。巨人には野上、ゲレーロが加入し、ヤクルトにはメジャー帰りの青木が復帰する。他球団が積極補強を展開しており、厳しい戦いは承知の上。「どこが相手でもいろんなデータを聞きながらシーズンへ備える。毎年毎年、厳しい戦いになる。勝利を目指してチーム一丸となって戦っていく」。強い決意で3連覇の戦力を整える。

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