薮田 亜大同期に「投げ勝つ」 ヤクルトのドラ2大下に“洗礼”を

 広島・薮田和樹投手(25)が22日、母校・亜大の同期でヤクルト・ドラフト2位の大下佑馬投手(25)=三菱重工広島=との投げ合いを心待ちにした。この日はマツダスタジアムで合同自主トレに参加し、ブルペンで投球練習。早ければ4月3日からのヤクルト3連戦(神宮)で投げ合う可能性があり、プロの洗礼を浴びせると意気込んだ。

 ヤクルト大下の話題になると、薮田は表情を緩ませた。亜大時代は山崎(DeNA)がエースで、自分と大下は控え投手。薮田が「腐れ組でした」と自虐的に笑うように、その頃の2人は目立つ存在ではなかった。

 薮田は大学通算2試合、大下も10試合に登板しただけ。それでも「プロになりたい」と、同じ夢を追いかけていた。

 広島出身という共通点もある。薮田によると、崇徳高時代の大下は県内では「有原(日本ハム)、石田(DeNA)と並ぶぐらい」の好投手だったという。昨秋のドラフトでも「カープに来てほしい」と願っていた。ただ、敵同士となったからには容赦はしない。早ければ4月3日からのヤクルト3連戦(神宮)で投げ合う可能性があり「絶対に投げ勝ちたいです」とニヤリと笑った。

 この日はマツダスタジアムでブルペンに入り、約50球を投げた。薮田の代名詞である落ちるツーシームに加えて、シュート系のツーシームも習得中。コンビを組んだ会沢からも「この時期にしてはいい球だった」と太鼓判を押された。昨季は15勝を挙げ最高勝率のタイトルを獲得。2年続けて活躍するための準備も着々だ。進化を続け、仲良しの大下にプロの洗礼を浴びせる。

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