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赤松 がんから復活軌跡プラン語った 2月中旬に実戦「代走」想定

 胃がんからの復活を目指す広島・赤松真人外野手(35)が21日、春季キャンプ中の実戦復帰に意欲を見せた。2軍スタートとなるキャンプでは全メニューを消化する意気込みで、2月中旬に「代走」として復帰する姿を思い描く。この日は岩本、薮田と共に広島県江田島市大柿町の大柿高校で野球教室に参加。18チーム、総勢277人の小中学生に指導し、1軍復帰を約束した。

 穏やかな瀬戸内海に浮かぶ江田島で、赤松が2年ぶりに大柿の子どもたちと再会した。小学生には優しく、自身の経験から「難しい時期」と語る中学生には時折厳しい声をかけ熱心に指導した。約3時間の野球教室を終えると爽やかに笑った。

 「元気と勇気をもらいました。1日1日を大事にしているので、生きていること、人と触れあうことに感謝しています。たくさんの人に励ましてもらったので、恩返しできるように。早く1軍に復帰して勇気を与えられる存在になりたいです」

 2月1日のキャンプインを前に、早期1軍復帰を約束した。キャンプは2軍スタート。「まだ全体練習に入っていないので、ついて行けるか分からない」と慎重に話すが、「全部のメニューをやるつもり。今は不安より楽しみの方が大きい」と声を弾ませる。疲労と相談しながら「無理せず、ゆっくり、自分のペースで」復帰への道のりを歩んでいく。

 キャンプでは第1、2クールで肉体的、体力的な不安を取り除き、その後は「技術を求めていきたい」と言う。見据えるのは2月中旬の実戦復帰。例年、練習試合などが組み込まれる時期だ。「徐々に上げていって実戦に入る準備をしていかないといけない」と青写真を描いた。

 1軍戦力として「求められるのは走力と守備。どれだけ勘を取り戻せるか」と力を込める。代走での途中出場を想定し、「そこで一発で走れるのか」を最大のテーマとした。手術後、走力のタイムは測っていないという。だが「走塁、盗塁は技術。ごまかしがきく」ときっぱり。足のスペシャリストには通算136盗塁の経験がある。投球モーションを盗むなど「そこを磨いていけばいい」と自信たっぷりに言い切った。

 野球教室の開始前、総勢277人の少年少女から「赤松選手、お帰りなさ~い!」と、大歓声で迎えられた。昨年1月5日の胃がん手術から約1年。抗がん剤治療など苦しい過去も「大したことなかった」と今は振り返ることができる。「もともと打たれ強い。野球の方がしんどい」と赤松。再び全力疾走できる日が来ると信じて、前に進むだけだ。

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