今村70試合以上投げる!日本一へフル回転宣言「チャレンジしたい」

 広島の今村猛投手(26)が19日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、3400万増の9500万円でサインした。今季はリーグトップタイの68試合に登板。中崎の離脱中は、抑えを任され23セーブをマークした。来季に向けては守護神にも意欲を示しながら、今季、果たせなかった70試合登板を目標に掲げた。(金額は推定)

 淡々とした口調の中に、強い思いを込めた。契約を更改した今村は「60試合を超えたくらいから、70試合は投げたいと思っていた。チャレンジしたい」。足りなかったのは、わずか2試合。来季もフル回転する覚悟を示した。

 4月、中崎の離脱後は守護神を任された。「最初から勝ちゲームで投げられたので、やりがいを感じた」。リーグトップタイの68試合に登板。夏場以降に一時期、調子を落としてセットアッパーに戻ったものの、リーグ連覇の原動力になった。

 2年連続で60試合以上に登板。蓄積した疲労を取り除くことが今オフ最大のテーマだ。「野球のことは深く考えずに過ごしたい」。静養に充てながら、筋力トレやランニングなどでまずはコンディションを整えていく。

 球団のシーズン最多登板は、菊地原(現3軍投手コーチ)の78試合。登板数の多さはチームの信頼の証しでもある。守護神として大台を突破するのが理想だ。抑えについては「自分では決められない」とした上で「一つ一つ結果を出して、抑えになれればいい」と前を向いた。

 強固なブルペン陣がチームを支え続けたシーズンだった。球団史上初となるリーグ3連覇、そして日本一へ-。今村が厳しい道のりを、切り開いていく。

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