石井&河田コーチ 有終の美飾れず…石井コーチ「一緒に成長できた」

 「セCSファイナルS・第5戦、広島3-9DeNA」(24日、マツダスタジアム)

 まさかの敗退となった。広島は死力を尽くしたが、日本シリーズ進出に届かなかった。今季限りで退団を発表している石井琢朗打撃コーチと河田雄祐外野守備走塁コーチは、37年ぶりの連覇に大きく貢献したが、「33年ぶりの日本一」という有終の美を飾ることができなかった。

 石井コーチは「選手時代もコーチ時代も含めて一緒に成長できた。自分にとって本当に学び舎(や)というか、学びの多い時間だった。また、これを今後の自分の野球人生に出していければと思う」と在籍9年間を振り返った。

 河田コーチは「少しさみしかったけどね。勝負どころで、最後の最後まで担当コーチが悪いからね…。みんな頑張ってくれた」と奮闘をたたえた。

 2人の功績は計り知れない。持っている全ての知識を選手らに授けた。石井コーチは打撃の意識を改革。無死満塁で併殺でも、1点を奪えばOKとつなぐ攻撃を徹底させた。カープの機動力野球を復活させたのが、河田コーチだ。指導を受けた田中は盗塁王を獲得。守りでも試合中に外野へ細かい指示を送り、相手の得点機を何度も阻止した。

 これからもチームに流れる「石井・河田イズム」は継承されていく。河田コーチは「チームには野球小僧がたくさんいる。これからもっと強くなるでしょう。ポテンシャルが高い選手もたくさんいる。今季は誠也の骨折、安部が死球で離脱したけど、この2年間大きな離脱がなかった。トレーニングコーチがしっかりやってくれたおかげ。それをこの2年間が証明した」と今後のチームの活躍に期待を寄せた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス