薮田、初の中4日先発も自然体 CS2勝&2戦連続完封のW快挙へ
広島・薮田和樹投手(25)が球団史上初のCS2勝目を目指して、23日のファイナルS第4戦(マツダ)に先発する。22日はマツダスタジアムに隣接する室内練習場で調整。「行けと言われたところで行くだけです」と意気込みを語った。
自身初の中4日登板にも不安はない。中継ぎの経験もあり「毎日ブルペンに入って調整するのと違うけど、感覚的には同じです。そういうところを生かしていければいいです」と涼しい顔で話した。
18日のCSファイナルS初戦では、5回2安打無失点と好投。五回裏終了で降雨コールドとなり、16年のジョンソン以来、球団史上2人目のCS初登板初完封を飾った。2試合連続完封となれば、CS史上初の快挙。畝投手コーチも「自分の投球をしっかりしてくれたらいい」と期待を寄せた。
チームは初戦を白星発進しながら、まさかの連敗を喫した。負ければ王手をかけられる一戦となるが、右腕はケロリ。「緊張はありません。不安も感じていない。まだタイなので気にせず、なるようになると思う」と強心臓ぶりを見せた。
今季はチームの危機を何度も救い、その活躍がCS開幕投手抜てきの決め手となった。今回も剛腕でシリーズの流れを変える。CS突破へ薮田で王手だ。