龍馬2打点 チームの全得点たたき出すも満足感なし

 「セCSファイナルS・第2戦、広島2-6DeNA」(19日、マツダスタジアム)

 ダメージは与えた。浴びせた一打が勝利に結びつかなくても、次戦への確かな兆しとなる。広島・西川龍馬内野手(22)がタイムリーを含む2打点。チーム全得点をたたき出す勝負強さを発揮だ。

 満足感はない。2点を追う四回2死一、二塁から左前への適時打。さらに六回には1死二、三塁から一塁へゴロを放ち、三走・バティスタを生還させた。ただ、胸中を支配するのは打ち損じた打席での悔しさ。「全部で打てなかったので一緒です」。つぶやくように発した言葉に無念さがにじむ。

 見据える視線の先にあるのは日本シリーズの舞台。「自分のやるべきことをしっかりするだけです」。この敗戦は必ず生かしていく。西川が今後も勢いを生むプレーを見せていく。

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