松山、4番任せろ「僕が打つことで良い影響与えられる」 祝初の月間MVP

 広島は17日、マツダスタジアムで18日から始まるCSファイナルSに向けて最後の全体練習を行った。緒方孝市監督(48)と4番でスタメン出場する松山竜平外野手(32)は平常心を強調。シーズンと同様の心構えで試合に臨み、勝利をもぎ取る構えを示した。

 4番として、CSファイナルS初戦を迎える。大役にも松山に気負いはない。「4番目、打者の一人としてチームに貢献していきたい」。さらりと言い放った言葉が、何よりも頼もしかった。

 鈴木の右足首骨折による離脱後、打線の中心を託された。重圧に苦しむことなく、何度もチームを勝利に導いてきた。8月29日・巨人戦(東京ドーム)以降、一度もその座を譲ることなく結果を出し続けた。

 11日から行われた社会人チームとの練習試合3試合でも4番で出場。石井打撃コーチは「そこは松山しかいないでしょう」と言い切った。首脳陣の信頼は厚い。

 決戦を翌日に控え、うれしいニュースが届いた。9、10月に打率・408、5本塁打、23打点の好数字を残したことが評価され、セ・リーグ野手部門で自身初の月間MVPに選出された。「優勝に向けて、何とかチームの力になれるようにやってきた。本当に素直にうれしい」。苦節10年目で手にした栄誉ある賞に目尻を下げた。

 打順にはこだわりがないものの「僕が打つことでチームも乗ってくるし、良い影響を与えられる」と責任の大きさは認識している。日本シリーズ行きの切符を懸けた舞台で、3位から勝ち上がってきたDeNAを叩く。4番・松山のバットでチームに勝利を呼び込む。

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